November 2009 Archives

直球にして魔球

と、前回書いたとびら(タイトルページ)は、こんな感じ。

titlepage.jpg

making a new book 3

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おや八っつぁん、こいつぁ初校かい?
様子がいいねぇ

写真が印刷になって、面付けされたものを見るのは、緊張するが、わくわくする。
それはたぶん、そこに自分がまったく知らない技(わざ)が顕われているからだと思います。
印画紙も印刷も、英語にすれば同じPrintで、ほんとうは写真は、印画紙がオリジナルで印刷紙がコピーとかは言えないはずです。僕はネガからプリントする技術を持ち、プリンティングディレクターはインクと網点でプリントする技術を持っている違いがあるだけでしょう。
今回の初校は、初校としてはとてもクオリティの高いものでした。きっと再校ではさらに良くなるはずです(でもほんとうはここからあとすこしの距離を詰めて行くのがたいへんなのだけど)。


そして先日、僕がこの数年来とても影響を受けてきた小説家の方から、写真集の帯文を頂戴しました。
これ以上はないというくらいの言葉をいただきました。それもいずれ紹介できるでしょう。

タイトルも決まりました。
ぐずぐず悩んでいましたが、編集者氏の叱咤のもと、なんだか見晴らしの良いところへ出られたような気がしています。

表紙やとびらのデザインも決まりました。
直球にして魔球のような、おそるべき表紙です。
このAD氏
はやっぱりすごい人だ

本の完成まであと一ヶ月。
making3.jpg

岐阜

先日、岐阜までドライブ。岐阜市に97歳になった祖父が暮らしていて、年に何回かは顔を見せに行ってます。顔を見せに行くついでに撮影もする(..正確には撮影のついでに顔を見せに行く..)ので、岐阜で撮った写真というのがけっこうある。今回の写真集にも岐阜で撮った写真が2点入っているし、真昼にも1点入ってました。岐阜を足がかりに周辺の県へも数度行ったので、撮影をするときの中継地みたいにもさせてもらっています。

自分の場合、地名はまったく関係なくて、それが岐阜や他のどこかである必然性はない場所ばかり撮っているのだけれど、でもそれぞれの写真は、当たり前だが、まさにそこへ行かなかったら撮れなかったわけで。たまに、こんなものを撮るために何百キロも車を走らせたのかと徒労感におそわれますが、移動を強いることですこし日常から抜け出て、写真を撮るモードへ落ちていくという面もあり、こればかりは仕方がない。


ところで祖父は今回もいたって元気で、昨年末に医者からそろそろ覚悟してくださいと宣告されたにもかかわらず、完全復活。行くたびに本人は、わしゃもう長くない、とこぼすが、そんなことをここ10年くらい言い続けているはず。もうこうなったら、目指せ100歳。

画像は16年前に岐阜で撮ったネガをスキャンしたもの。退色してるなぁ。昔のネガを街のDPE店でスキャンするとけっこうきれいで(この写真はきれいじゃないが)、そういうのをモニターで眺めたりスライドショーで見るのはおもしろい。

gifu1.jpg


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