January 2010 Archives

金村修さん

自分が写真をはじめた1995年頃、書店に行けば「deja-vu」やmoleの冊子で金村さんの作品を頻繁にみることができて、まるで中堅作家のように享受していたけれど、実は自分と10歳しか離れていないと知ったときはショックだったのを憶えています。金村さんのプリントを初めて見たのは川崎市民ミュージアムだったか横浜美術館だったか。黒々として、強くて、暴力的だったけど無音だった。

早い段階で自分が日本で風景を撮るのにモノクロではやれることないなと思っていた(と思うことが若かった証拠だ)けれど、そう思わされたのは二人いて、ひとりは柴田敏雄さん、もうひとりは金村さんの写真でした。

その金村さんが昨年「斬進快楽写真家」という文字ものの本を出したのは、多くの人の知るところ。タイトルからだとお気楽なものと誤解されそうだけれど、金村さん特有の言葉が、書き出しから最後の一行まで途切れずゆっくりと加速していく。
全体にとにかく面白い本ですが、なかでもいちばん痺れたのはこの言葉。
「鏡はなにかを映しているから、鏡そのものを見ることができないけれど、何も映っていない鏡そのものが見たい」

そんな金村修さんと対談をします。
In-betweenのこと、イメージフォーラムのこと、鈴木清さんのこと、写真を撮り続けるということ。
金村さんと僕の写真双方を知っている人にとっては意外な顔合わせでは?


アーティストトーク at リトルモア地下
金村修×今井智己 2月12日(金曜日) 19:30 スタート
問い合わせ:tel:03-3401-1042 (平日10時〜18時のみ受付)

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最近

昨年末に本が出て、それから人に会ったり手紙を書いたり、いろんなものを発送したり展示の準備をしたりで、いつの間にか新しい年も始まってしまいました。2010年なんてSFみたいな西暦で、どうもまだ嘘っぽい。

脱力したせいか、年末に風邪をひき、年越しは閑居で読書。「チャパーエフと空虚」と「真鶴」を読み終えて、しかし自分写真家なんだしそろそろ撮影を再開しないといけません。
光と重力は8年ぶりの!とか書かれたり言われたりし、そのたびに面目ないと心中で平謝り。そんなつもりはなかったし、In-betweenとか出してるしと痛い言い訳したいのですが、やっぱり不本意に時間をかけすぎるのはよくない。次はクイッククイックで行きたいものですというのが今年の抱負であります。

リトルモア地下での展示に向けて、簡単なマケットをこしらえて思案してみました。個展の時は模型で考えるのがいちばん早いです。

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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